【感想】ちょめ先生作『室外機室』を何度も読み返したくなる理由

マンガ

人生を変えるマンガに出合いたい!
どうも、ワードマイスターおまろです。

みなさんは普段、新規のマンガを購入するとき、どうしていますか?
最近は、SNS等でおすすめのマンガを知ることが多くなり、書店に行って、ジャケ買いをする機会もめっきり減ってしまいました。

今回、ご紹介する「ちょめ」先生の『室外機室』もYouTubeをで知ったマンガです。

結論から申しますと、何度も読み返したくなる作品でした。
今回は、『室外機室』の概要と何度も読み返したくなる理由を紹介していきます。

『室外機室』の概要

書名室外機室
著者名ちょめ
出版社双葉社
出版年2024年5月24日
おいとま充実度3 / 5

まずは、この作品を知った経緯から紹介します。
マンガ大好きお笑い芸人の「吉川きっちょむ」さんのYouTubeチャンネルで知りました。
他にも数冊のマンガが紹介されていたのですが、購入のきっかけは、そのタイトルです。

『室外機室』?
変わったタイトルだ。
内容が全く想像できない。
動画終了後には、近くの書店の在庫検索をしていました。

内容は、「ちょめ」先生の数本の短編集です。
「数本」と書いているのには、理由があります。
記事に書くと、読む楽しみを一つ奪ってしまいます。
是非、本書を手に取って確認してみて下さい。

何度も読みたくなる理由

それでは、何度も読みたくなると感じた理由について紹介します。
それは、以下の二点です。

  1. 何度も見返したくなるほど、描き込みがスゴイ!
  2. 何度も読み返したくなるほど、不思議な話がある。

それでは、順を追って説明しましょう。

何度も見返したくなるほど、描き込みがスゴイ!

本題に入る前に、一つ質問をさせてください。
みなさんは、マンガをスラスラと読める方ですか?

私は、マンガを読むのに、かなりの時間を費やします。
『ONE PIECE』を一冊読むのに、いつも2時間以上かかってしまいます。

それは、絵を鑑賞するといっても過言ではないほど、じっくりと見ているからです。
まるで美術館さながらです。

私個人としては、マンガには三種類あると思います。
①読んで楽しむマンガ、②見て楽しむマンガ、③見る、読むの両方を楽しむマンガです。
あくまでも、私の中での分類です。

「読んで楽しむマンガ」とは、ストーリーの面白さが際立っているマンガです。
続きの展開が気になり、ページをめくる手が止まらないマンガのことを指します。

「見て楽しむマンガ」とは、一つ一つのコマが絵画の様に美しく描かれたマンガです。
絵を鑑賞するように、一つ一つのコマを時間をかけて堪能できるマンガを指します。

『室外機室』は、この二つが合わさった③のマンガです。
人物だけでなく、背景の細かいところまで丁寧に描きこまれています。
「藤城清治101歳展」に行ってきた翌日に読んだのですが、全くひけをとりません。

空撮をしたかのような、ビルとマンションの屋上一棟一棟が手描きです。
しかも、その一つ一つが違う形状で、とても手描きとは思えません。

こんなところから見たことがない視点で信号機や歩道橋等の風景が描かれています。
タイトルの室外機や図書館の大量の本も細かく描かれています。
模写をしているにしても、今までこんな視点で切り取った風景はないと感じました。

まるで一枚絵のようです。
これらの絵を楽しめるだけでも買った価値があったなと思います。

何度も読み返したくなるほど、不思議な話がある。

極力ネタバレを避けて感想を書くので、具体性を欠いてしまいますがご容赦ください。

ある話で主人公が小説を書くシーンがあります。
その小説を書くようになったきっかけも奇妙で、現実には起こりえないのですが、とても素敵な理由です。
この話も、最初からもう一度、読み返したくなります。

ここで、私が、非常に共感した場面があります。
主人公が自分の理想の小説を書いている場面です。
曲がりなりにもブログを書いている身として、文章を書くのは、本当に難しいことだと痛感します。
ましてや、相手に伝わるように書くのは、至難の業です。
自分の好きな作品についても言語化するのが難しいのに、自分が読みたいフィクションを文章化するなんてなおさら難しいでしょう。

それでも、主人公はノートを何冊も使い、類語辞典まで引っ張り出し、様々な表現を駆使して物語を書き切る執念が段違いです。

物語の中にも、努力と時間を費やした跡が感じられます。

この作品の他にも、不思議に感じる作品が収録されています。
みななんがどのように感じるか、良ければ教えてほしいです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は、『室外機室』が何度も読み返したくなる理由について紹介してきました。

サラッとおさらいすると、描き込みがスゴイ絵を堪能できるから、読み返したくなる不思議な話に共感したからの二点でした。

どうやら、私は、時間を費やした「跡」を感じることができる作品が好きなようです。

この感想を読んで気になった方は、是非、本書を手に取って読んでみて下さい。
お気に入りのコマや作品があれば、教えていただけると今後の励みになります。

それでは、今日はこの辺で。
おまろでした。

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