【衝撃】大黒・奈良クラブが仕掛けた“美しき革命”の全貌。

旅行

本日、2026年2月7日(土)
私はロートフィールド奈良にいました。

どうも、おまろです。

正直に告白します。
今日の目的は試合そのものというより、Jリーグ百年構想リーグのイベントで配布される「ブランケット」を手に入れることでした。

しかし、試合が始まってすぐに、私は手に入れたばかりのブランケットをリュックに入れたまま寒さも忘れ、ピッチで起きている「異変」に目を奪われることになります。

この記事を読めばわかること
  • 徳島ヴォルティス戦で奈良クラブが見せた「驚きの変化」
  • 0-6という大敗の中に隠された、大黒監督の「バルサ化」の兆し
  • 後半の選手たちによる攻撃

「大敗」の文字に隠された、あまりに眩しい希望

スコアボードに刻まれた「0対6」。
数字だけを見れば、完敗です。
徳島ヴォルティスの圧倒的な「個」の力に屈した、残酷な現実かもしれません。

しかし、スタジアムを後にする私の足取りは軽かった。
なぜなら、私は奈良クラブがJ3という枠を超えた高みを目指そうとする「明確な意思」を、90分間感じたからです。


「ブランケット目的」の私が、試合に釘付けになった理由

大敗に終わりましたが、「奈良クラブのこれまで見た中試合の中で一番面白い」と感じさせる、非常に内容の濃い一戦でした。

スコア以上に、奈良クラブが目指そうとしている明確なサッカーのコンセプトが随所に現れていたことが、その大きな理由です。

ショートパス主体のポゼッションサッカー

今回の試合で最も際立っていたのは、奈良クラブが「ロングフィードをせず、ショートパスを繋いで相手を崩す」という強い意志を持ってプレーしていた点です。

ゴールキックの際も安易に蹴り出さず、必ずショートパスからビルドアップを開始し、クリアの場面でも可能な限り味方へのパスを選択しようとする姿勢が見られました。

このスタイルは、練習(アップ)の段階から徹底されていることが伺えます。

  • 「トリカゴ(ロンド)
    4人の周囲の選手と2人のディフェンスによる、ワンタッチを意識したパス回し。そのまま試合の「門を通す縦パス」として再現される。
  • 変則的なパス練習
    ポジションを激しく変えながら、頂点に立つプレイヤーにパスを入れ、ワンタッチで落とすという動作を繰り返すもの。

これらの練習の成果として、試合中もセンターバックから相手選手の間に「門を通す」ような鋭い縦パスを入れようとする意識が非常に高く保たれていました。

偽サイドバックと3バックへの可変

ビルドアップの局面において、奈良クラブは非常に現代的な「偽サイドバック」の動きを取り入れていました。

  • 右サイドバックの動き
    前半、右サイドバックの22番生駒稀生選手は非常に高い位置を取り、時にはフォワードのすぐ近くに並ぶほどのポジションを維持していました。
  • ビルドアップの形成
    一方のサイドバックが高い位置を取る時、ボランチの選手やもう一方のサイドバック、さらにはゴールキーパーまでもがパス回しに加わり、後方は常に3バック気味で構成されていました。

このように、単なる4バックに固執せず、状況に応じてビルドアップする意図が感じられました。

中央突破の重視と「エグる」前のクロス

奈良クラブの攻撃におけるもう一つの大きな特徴は、「安易にセンタリングを上げない」ことです。

サイドでボールを保持した際も、すぐにクロスを入れるのではなく、まずはフォワードの選手がサイドに寄ってきて、そこへ斜めのパスを入れる形を優先していました。

フォワードがそのボールをキープして自らシュートを打つか、あるいはワンタッチで落としたボールを走り込んだ選手が展開するというパターンが、この日の主な得点源のイメージとして共有されていました。

クロスを上げる場合でも、以下の2点に限定されていた印象があります。

  • アーリークロス
    相手の守備が整う前に早いタイミングで入れる。
  • サイドの突破後
    サイドで2対1の状況を作り、相手を完全に崩して「エグる」直前のフリーな状態で上げる。

後半には、クロスを上げられる場面であえて中へ預け、落としたボールをシュートに持ち込む形で3〜4点は取れていてもおかしくない決定機を創出していました。


3. 【後半の真実】「変化」と「共鳴」

前半に3点差が開いてもなお、奈良クラブの攻撃がより熱を帯びた理由。
それは「個の変化」と「連携の深化」が起きたからです。

  • 「11番」の縦への覚醒
    11番佐藤諒選手。
    左利きの選手で、前半は後ろ向きにボールを持つことが多く、また中を向いてプレーするため、縦への突破が見られませんでした。
    しかし後半、「変化」を遂げました。
    縦への仕掛けが増え、良質なクロスを供給し、シュートチャンスに繋げていました。
    システムの中で自分の役割を再定義したかのような彼のプレーは、今後の奈良クラブにとって大きな武器になるはずです。
  • 「50番と10番」の魔法
    10番の森田凛選手は前半から落ち着いてキープし、周囲を見ながらプレーしていました。
    後半、50番の芝本蓮選手が投入されるとピッチの空気が変わりました。
    10番森田選手の落ち着きと、50番芝本選手の自在なポジショニングが融合。
    芝本選手は、センターバックの間へおりたり、左センターバックの位置にスライドしたり……
    リズムを作る選手が二人になったことで、ビルドアップの円滑さは増加。
    後半の決定機の多さは、この二人の「共鳴」によるものでした。

4. 徳島の「怪物」が見せつけたJ2の壁

もちろん、課題も明確です。
徳島の9番トニー・アンデルソン選手の「個の力」のに、J2の分厚い壁を感じました。
体が強く、ボールをキープでき、自らシュートも打てれば味方へのチャンスメイク(スルーパス)もできる。
奈良クラブが組織的なパスサッカーで崩そうとしても、要所で徳島の選手のパワーやスピードに圧倒される場面があり、守備の構築が大きな課題として浮き彫りになりました。

しかし、大黒監督が示したのは「変革」の徹底です。
「守備を固めて負ける1点差」よりも、「未来につながる攻撃的なチャレンジをして負けた6点差」の方が、未来への投資価値は遥かに高い。


【結論】今治戦、私たちは「歴史の証人」になる。

今回の試合は、大黒監督が目指すサッカーの形が選手たちにどこまで浸透しているかを確認できる、非常に興味深いものでした。

リーグ戦を経るにつれ、戦術の幅はさらに広がり、より効果を発揮するだろうと推測しています。

当面の具体的な課題は以下の通りです。

  • 可変システムの穴をどう埋めるか
    サイドバックが絞って3枚にするのか、ボランチがおりるのか、誰がどこを埋めるかのディテールを詰める必要があります。
  • 右サイドの攻略
    左利きの11番佐藤選手が、中と外の両方にドリブルを仕掛けられる体勢をどう作るか、個の力に頼りすぎない連携の模索が求められます。

結果は惨敗でしたが、「今日のようなサッカーをするなら、次のホームゲームもまた見に来たい」
そんなサッカーが、ついに奈良にやってきました。

J2昇格? それは夢ではありません。
このスタイルを貫き通した先にある、必然の結果です。
「負けてもコンセプトが見える面白い試合」へと変貌を遂げたことは、チームにとって大きな一歩です。

今回の敗戦で見えた課題を、次節の今治戦までにどう修正してくるのか。
大黒監督が描く新しい奈良クラブのサッカーは、期待を感じさせる内容でした。

もし、このパスサッカーが完成したなら。 私たちは、スペイン代表やバルセロナのような、観る者を陶酔させるスペクタクルなサッカーをこの奈良で、毎週見ることになるでしょう。

次節の今治戦。
スコアボードの向こう側にある「真実」を、ぜひあなたの目で確かめてください。

この記事を書いた人
おまろ

著者の名前:おまろ

日々の忙しい中で、束の間の時間で出来るおすすめの遊びや読書情報について発信していきます。

具体的には、最近読んだ面白かったマンガや小説、ビジネス本や周遊型謎解きを行った感想について投稿していきます。

【著者の情報】

・出身:大阪府

・年齢:30代

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